2012/2/2 ●コルカタの植物園に行く

今日はフグリ川沿いにある植物園に行くことにした。Esplanadeでバスを待っていると、フロントガラスにB.GARDENと書かれたバスが来る。TR 6というナンバーがバスに振ってあった。ハウラー駅を経て1時間弱、わずか7Rsの安さだ。

あとで気がついたのだが、ここはペットボトルやビニールの持込が禁止らしい。あちこちに捨てるからだろう。みな手ぶらで入園していた。外国人ということでカメラ持ち込み料も含めて60Rsも払った自分は、入り口の警備員にもビスケットやミネラルウォーター入りのバッグを調べられることなく入園できた。

今回の旅に、『定本 インド花綴り』西岡直樹 著 木犀社という本を持参していた。著者は日本の大学の農学部を出た後、西ベンガル州の大学にも留学していたそうで、インドの植物に造詣が深いそうだ。500ページ近くもあり、たいそう重たい。インドのさまざまな植物を細かな挿絵を入れて、インドの人たちの生活とその植物の関わりや神話での描写なども合わせて紹介されている。和名、学名のほか、ベンガル語名やヒンディ語名、サンスクリット名まで表記されている。

同じ西ベンガル州にある植物園ということで期待して入ったが、残念ながらさまざまな木や花に名前を表す表示板が少ない。それでも学名表記の表示板を頼りに、パルミラ椰子やバニヤンツリーをはじめ、ミサキノハナ、タマリンド、シャンティニケトンの木、トキワギョリュウ、ナガエミカンなど、和名すら知らない木たちをこの本で知る。木の前で立ち止まっては本を開き、というのを繰り返しているとなかなか進まない。この本を携帯すると、インドの旅が豊かになるというか、新しい地平を与えてくれるような気がする。この本とインターネットを組み合わせることで、インドに生きるさまざまな植物を知ることができそうだ。

椰子の木にはさまれた園内の道
椰子の木にはさまれた園内の道
1月なのに園内の池には蓮の花が咲いていた
1月なのに園内の池には蓮の花が咲いていた
なぜかこのように倒れた木がそのままにされて育っていることが多い これはソテツ
なぜかこのように倒れた木がそのままにされて育っていることが多い これはソテツ

 

園内は平日というせいもあってか客は少なかった。家族連れもいるが、どちらかというとカップルが多い。デート場所になっているのだろう。人間が何人か手を広げてようやく木の周りを1周できるような大木の陰でカップルが抱き合っていたりして、目のやり場に困る。歩き疲れて木陰のベンチで寝転がっていると、風も涼しくて気持ちよく、つい居眠りしてしまった。

この植物園には樹幹の幅が世界最大といわれるバニヤンの木があるそうだが、適当に歩き、途中で看板を頼りに探して見たが、とうとう分からなかった。google mapを見る限り、広大な敷地のようだった。どうせ全部を1日で見ることなどできないので「また来なさい」ということだろう。来る方法も分かったことだし、また来よう。