2011年

3月

31日

インドの国勢調査:人口は12.1億人に

昨年から始まっている国勢調査(Census 2011)の結果が発表された。まだ速報段階なので、詳細なデータと分析は出揃っていないが、10年前の前回(2001年)と比較して何がどう変わったのか、好転した指標と悪化した指標とに分けて考えてみた。

 

                            →Census 2011 India at glance

 

好転した指標

・識字率

子供の就学数が増加する一方で、非識字者の割合が多いお年寄りが亡くなっていくので、識字率が向上するのは自然の流れだ。識字率はこの10年で65%から74%に上昇した。男女差は依然として残るものの、ギャップは埋まりつつある。

 

悪化した指標

・乳幼児(0-6歳児)の性別割合

ここ50年の間に一貫して男児に対する女児の割合が低下し続けており、今回は最低を更新、男児1000人に対し女児は914人しかいないことが判明した。懐妊中の性別判定と堕胎手術の普及が背景にあるのだろうか?女児の10人に1人は6歳までの間に間引かれているということになる。

 

どちらともいえない指標

・人口

数年前までは、多くのシンクタンクが2010年の人口を11.8億人程度になると予測していたが、実際はそれを3000万人上回る結果になった。ただし人口増加率については前回の21.15%から今回の17.64%と、依然として低下傾向にあり、インド政府の人口抑制策がいまだ十分ではないものの、一定の効果は発揮しているようだ。