2014年

11月

01日

今日からバンガロールはベンガルールに改名しました

 

バンガロールの呼び名が変わる、変わったと言われてずいぶんたつ。最近バンガロールを2度訪れたものの、特に変わったわけでもなく、相変わらず「バンガロール」のままで、「ベンガルール」と呼んだらまずいのかな?という妙な雰囲気を感じていた。バンガロールの知人に聞いても、なんだかはっきりしない理由で、少し調べてみたら行政上のテクニカルな理由で正式な改名は一旦保留、というなんとも分かりにくい状態だった。

 

新聞報道によると、カルナータカ州の12都市が今日から公式に改名したらしい。バンガロールのほかに、マイソールはマイスールー(?)Mysuruに、マンガロールはマンガルール(?)Managaluru、ホスペットはホサペテ(?)Hosapeteに改名した。

 

ちなみに今日11月1日は、58年前(1956年)にカルナータカ州の前進となったマイソール州が、当時カンナダ語話者の居住区となっていた、ハイデラバード州、ボンベイ州、マドラス州の一部を取り入れることで、新たなマイソール州として出発した日なのだという。この日を記念して、Kannada Rajyotsava(カルナータカ州形成記念日)として州の休日になっているのだそうだ。

 

→今度こそ正式に、バンガロールはベンガルールに改名

 
1961年当時のインドの州区分(インド内務省 ADMINISTRATIVE DIVISIONS 1872-2001よりquote)
1961年当時のインドの州区分(インド内務省 ADMINISTRATIVE DIVISIONS 1872-2001よりquote)

 

 

カルナータカ州のみならず、インドの諸都市の相次ぐ改名の背景には、イギリス統治時代の名残を払拭する運動の一部ととらえることができる。イギリス統治前、インド各地には、その地域の言語に根ざした都市名が元々あったが、イギリス人の統治とともに、各地の名前が英語の発音で読み替えられ、オリジナルの名前から微妙に変わったまま行政区分や行政機構が作られたのだ。独立後のインドはそれらの名称を引き継いで使用していたが、1990年代に入りヒンドゥ右派のBJPが政権を取るなどし、復古主義の流れで徐々に改名(正確には旧名に戻す動き)が進んできた。

改名した年 改名前 改名後
1991 Trivandrum Thiruvananthapuram
1995 Bombay Mumbai
1996 Madras Chennai
2001 Calcutta Kolkata
2006 Pondicherry Puducherry
2008 Poona Pune
2011 Orissa(州) Odisha

 

政治的な背景でいうと、国民会議派はどちらかというとこうした復古主義的な動きにはあまり熱心でなかったらしい。国民会議派が中央政府で政権を握っている間は、各州でBJPが政権を握っていても、一向にこうした動きが進まなかったという。カルナータカ州の場合も、9年前に改名論議が盛り上がったものの、その後店ざらしのような状態だったという。しかし今春に中央でモディBJP政権が誕生したことから、一気に動きが加速したのだろう。

 

以下は今日から改名したカルナータカ州諸都市の旧名と新名だ。

改名前 改名後
Bangalore Bengaluru
Belgaum Belagavi
Mysore Mysuru
Mangalore Mangaluru
Gulbarga Kalburgi
Hubli Hubballi
Shimoga Shivamogga
Chikmagalur Chikkamagaluru
Bellary Ballari
Bijapur Vijayapura
Hospet Hosapete
Tumkur Tumakura