2/25 ●インドの結婚式(続き)

昨晩の余韻というか疲れも引きずりながら遅い朝食を取り、クシナガラへ帰るために出発する。昨日はV.I.P用のアンバサダーに乗せてもらったが、今日はそれがどこにも見当たらないので、村の人たちと同じくチャーターバスで帰ることに。9時間かけてクシナガラへたどり着き、ブラジェーシュさんのお宅へ向かう。後からベナレスを出発したブラジェーシュさん、インドマイトリの会の所長さん、スタッフの方、それに新郎、新婦たちはすでに到着していた。車を降りる際にも色々な儀式が車の中で行われていたと聞き、驚く。ベナレスから車に乗り込んでクシナガラまでの間、車から一度も降りてはいけないという決まりごともあったと聞かされた。花嫁さんは着膨れして見えるほど幾重もの衣装を着たままで、いろいろと重そうなアクセサリーをまだ身に付けたままだった。インドで結婚するということは本当に体力がいりそうだ。疲れもあるだろうが、昨夜の結婚式の時もずっと緊張した様子で目を伏せて固い表情のままだったが、所長さんから日本人形をプレゼントされた時はとても嬉しそうにされて、初めて笑った顔が見られた。