2/26 ●マイトリ図書館再び

今日は土曜日ということで事務所に併設している図書館の開館日。朝、事務所に行くとブラジェーシュさんは色々と事情があって今日は休みだという。弟さんの結婚式の準備やらで夜もろくに寝ていない日が続いてたそうなので仕方ない。図書館自体は午前中から開けているが、昼前に来た二人組の女の子は学校を勝手に休んで来たらしい。

その後はほとんど子どもが来ず、???と思っていたところ午後3時半を回ったころからぞくぞくと子どもがやってくる。あっという間に部屋が埋まり、外にまであふれるくらいになる。後で話を聞くと、この周辺の学校は土曜日も午後3時半くらいまで授業があるとかで、どうしてもこのくらいの時間になってしまうんだそうだ。そして午後4時を回るころになると子どもたちがそれぞれのメンバーカードにハンコを押してもらうために大挙して押し寄せてくる。子どもたちそれぞれの個人ファイルが用意されているので、それに今日読んだ本の題名を記入していくのだが、今日いるメンバーの中では所長さんだけしか対応できない。所長さんは長年こちらで活動されているだけあって、ヒンディ語の聞き取りはたやすいようだが、子どもから本の題名を聞きとることは意外と難しいらしい。何度も聞き直し、題名を紙に書いてもらって確認したりしている。煩雑な作業だが、本は読み捨てるものではない。自分が読んだ本を大切にして欲しいというメッセージを送り続けることは、読書文化を創り、根付かせるために必要なことだと思う。いずれ自分の読んだ本の感想を語る子、文章にまとめる子、絵で表現できる子が出てくるかもしれない。

 

しかしこの日は最後の子供のハンコを押し終わるまでに随分暗くなってしまい、午後7時を回ってしまった。どこまで帰るのか分からないが、小さな子供が多かったのに大丈夫だろうか。やはりブラジェーシュさんがいない時は大変だ。